琵琶法師たちが伝えた『平家物語』と   日本の音楽

<企画のねらい>

・中学二年生の国語の教科書にも採り上げられている『平家物語』に、「語り」や音楽の側面から触れることで、児童・生徒には楽しく分かりやすくその価値をお伝えできます。

・日本を代表する古典文学である『平家物語』は、琵琶法師が語る音楽作品でもあります。それがどのようなプロセスで伝えられてきたのかを知ることにより、800年前の音楽に出会うだけでなく、その担い手がやがて美しい三味線音楽や箏曲を生み出していったという日本の芸術音楽の大きな流れを知ることができます。

・現在伝承されている日本の四種類の弦楽器〔琵琶、箏、三絃(三味線)、胡弓〕の素材や構造、そして音色や奏法に触れることで、伝統音楽、ひいては日本文化への興味・関心への契機となります。

・日本の伝統楽器が奏でる優しく、力強く、リズミカルなアンサンブルによって、児童・生徒に「音楽の楽しさ」を感じていただきます。